スタッフ養成講座が今年も6月から始まる。
かれこれ2年前、
私は自分の中で、2回棚上げしてきた死別について、再度取り組むべき「時」がきたと思えた。
この会の「スタッフ養成講座」の募集をHPで見つけたのだ。
講座はあくまでも自分の整理のためだった。
内容はとても多角的で、
歴史的文学的な観点から、心理的な観点、そして分かち合いというグループワーク等々、
幅広い学びだった。
何よりもすばらしかったのは、
モチベーションは別にして、
それぞれがそれぞれの体験で、死別に対して真摯に向き合っているメンバーと出会えたことだ。
しばらく棚上げしていた私にとっても、立場や死別の内容は違えど、
そこは分かち合いの場であった。
だからこそ、自分以外の誰かのために何かができるなんて、
とても苦しくて思えなかった。
帰りの電車ではよく悩みながら帰ったのを思い出す。
この講座を受けても自分が何かできるなんてとても思えないと。
今となっては、
それも全てそのことにも意味があって、
時の流れがあって、
出会うべく人々との出会いがあって、
いまこうして自分が居るのだと思う。
不思議なご縁だ。
そんな運命ともいえる流れに、
導きを感じたように今はとても感謝している。
(桃)