2010年

12月

20日

お墓について

昔ロシアで、お墓めぐりをしたことがあります

 

モスクワにあるノボテビッチ修道院のお墓には有名人がたくさん眠っています

政治家のフルシチョフ、スターリンの奥さん、作家のチェーホフやゴーリキー、音楽家のショスタコービッチなど

 

でも心に強く印象づけられたのは、お墓が自然な森のようになっていることと

その森の中にある、亡くなった方がどう生きたのかが一目で分かる墓石

 

ある音楽家の墓石には、全休符が描かれている(フォルテッシモが打たれている)

ある将軍は勲章を沢山つけた軍服を着て

ある歌手の墓石は手を広げて歌っているポーズ

ある作家の墓石は抵抗する強い意志を感じるざらざらとした丸い石

 

まさかお墓めぐりをした1年後、自分がお墓の手配をするとは、思ってもみませんでした

 

今、私の大切な人は古い公園墓地で眠っています

大きな木が生えて、自然にまかせるような雰囲気があり、もみや松の木に風がわたる音や、季節の花になんとなくなぐさめられるような気がします

 

1人でお墓に行くとき、語りかけてみますが、一方であそこに、無表情な大きな石の下に、私の亡くなった大切な人がいるとは思えないし、思いたくない自分がいます

 

もしもう一度お墓が作り直せるとしたら?

もう少しどう生きたかがわかるようなお墓にしたいと思いましたし、

その場合、ひょっとしたら石じゃなくて、木とか花でもいいかもしれないと思います

 

一昨日の分かち合いの後、お墓の話がちょっと出て、考えたコトです

 

(青)