2011年

6月

24日

父の日に寄せて

先週の日曜日は父の日でしたね。

 

父の日に何かしたおぼえがありません。ウイスキーをプレゼントしたことがあるかなー。

 

家族に対しては難しい顔をしていました。

 

よその人にはニコニコとして、いろいろなことについての話題が豊富で博識でした。

 

思い出すことは、お玄関の格子のガラス戸を丁寧に、雑巾や刷毛で洗っていたこと。

 

庭掃除、紫蘭(シラン)や玉すだれの株分けをしていた後姿。

 

『かがみこみて 株分けをする 父の背を 思い出しおり 玉すだれの花』

 

葬儀の時使った写真を見て「おじちゃんに似てるね!」と言われて、えーっつと思ったのですがうれしかったこと。

 

出来上がったおかずを小鉢によそって自分の部屋に持って行き、机に向かって本を読みながら水割りを1,2杯。

 

子どもはだーれも褒めなかったのに、夫が「いい酒飲みだなー」と言ってくれました。

 

ある時酔っていた父が、私の仲良しに「ひどいこと」を言いました。

 

どのくらいの間だったでしょうか、父に心を閉ざしてしまっていた時、兄が「親父が謝ればいいか?」と聞いてきま

 

した。

 

父に謝ってもらいたい、と考えていたわけではなかったのですが、腹も立っていたし、仲良しに申しわけないし、

 

悲しかったのです。

 

その兄の一言で、いさかいや、トラブルや、喧嘩がその相手と決着するのではなく、自分自身の問題として1人で

 

考えて考えて考えあぐねて、胸の思いを何とか落ちつかせることができました。

 

忘れられない、私の人生の出来事です。

 

お父さん、私もまだまだ、一生懸命生きていますよ。

 

             父の日に寄せて    朱鷺色