幸福行きの切符

思い出の品といえば、祖父からもらった切符があります。

 

祖父といえば・・・行くといつも寝てる祖父、祖母におこられてばかりの祖父で、関わりはほとんどありませんでした。ブラジル移民を夢見たもののやめちゃったとか、いつも酔っぱらっているとか、どちらかといえば子供心にもなさけなく映った祖父の姿。

 

そんなわけで、20年以上前になる葬儀の時も、特段の感情もなく受付やらを手伝って終了。それ以来あまり思い出すこともありませんでした。

 

が最近、祖父からもらった「愛国から幸福行き」の切符がひょっこり出てきました。

年季の入ったキーホルダーに入った幸福行きの切符。

 

どのタイミングでもらったのだろう?全く記憶にありません。

貝殻やら石やら置物を持ち帰っては祖母にしかられてたなぁ。私の石を持って帰るくせは祖父からのDNAだったか?!芹洋子*のファンだったのか?はたして幸福にたどり着けたんだろうか、・・・いろいろと思いがめぐります。

 

どんな風にくれたのか、そもそもどうしてこの切符を手に入れたのか、謎ですが、

この切符にひかれた祖父がなんとなく身近に感じられて、もっといろいろ話しておけばよかったなぁと感じました。(青)

 

↓出て来た切符 

幸福の切符
*「愛の国から幸福へ」という歌を歌った歌手です。