区切り

こんにちは、オレンジです。

 

4月になりましたね。
ぽかぽかとあたたかくなって、花が咲き始めました。
新年度、入学、入社…
たくさんのことが新しく変化するスタートの時期です。

皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。



2年前の4月に、「春が辛い」という記事を書きました。

春が辛い
大切な人と死に別れた私の、半年後のことを思い出しながら書いた記事です。


死別から半年後の当時
「もう春なんだから」「4月だから」という理由で
「いつまでも泣いていないで」と言われたものでした。
「前向きになりなさい」と諭すように言われたものでした。

スタートの時期に、いつまでもめそめそしていた私に
周りの人たちもしんどかったのだろう、と思います。

 


けれど前向きになることを強要されているようで
当時の私にはとてもとても辛く
受け入れることなど到底できませんでした。

人間が死ぬのに暦も季節もありません。
命日なんて皆それぞれ違うのだから
新年度だからと言って気持ちを切り替えられるほど、単純ではないのです。


私自身、日々生活することで精一杯で
時間や季節からは、完全に取り残された状況でした。


心に素直に従うあまり
身体が、言葉が追い付いてこない。

前向きになれない自分の気持ちを客観視することも、
誰かに説明することもできませんでした。



そして6年後の今
死別の区切りは一人ひとり違うのだ、と改めて感じます。

今年は、春をわくわくする想いで迎えられました。

ようやく、私にとっての区切りが近づいてきたようです。 

 

 


(オレンジ)