今だから、見えるもの

こんにちは、赤です。

 

色とりどりの花が咲き、春の日差しが眩しい季節となりました。

家の近くの八重桜が、今まさに咲き誇り、見る者の目を楽しませてくれています。

 

とは言うものの、大切な人を亡くしたばかりの頃の私は、「春夏秋冬」の季節の流れに心がついていかず、自分だけ取り残されたような気持ちでいっぱいでした。

 

華やぐ季節に背を向けて、喪失感と自責の思いを抱えながら、出口の見えない暗くて長いトンネルを必死の思いで歩いてきたような感じがします。


今だからこそ、見える景色。
今だからこそ、感じることのできた季節。

 

満開の桜の木の下で、亡くなる数ヶ月前に撮った大切な人の写真が、今日も変わらず嬉しそうに笑っています。


(赤)