丁稚羊羹

暑い日が続きましたね、いかがお過ごしでしたでしょうか?

 暑さの苦手な私にとって日に何回かのシャワーと、

よーく冷えた麦茶、氷で入れる冷茶でなんとか毎日過しました。

 先週滋賀への旅をして心のこもったお菓子に出会いました。

「丁稚羊羹」です。

小学校を卒業すると「丁稚どん」として、京や大阪の大店に勤め、お盆やお正月の里帰りをして奉公先へ帰るとき、お母さんがお土産として作って持たせた蒸し羊羹だそうです。

 竹皮に小さくのして、パッと口に入れられるような形にしたとか・・・・・。

 13,4歳で家を離れて働きに出る子どもへお母さん(おばあちゃんも・・・・)が作ったこの

蒸し羊羹はいつしか「丁稚羊羹」と呼ばれるようになり、今では高級菓子店でも売られていました。

 子を想う母心の切なさが伝わりちょっぴり涙ぐんでいただきました。

食べやすい大きさを実感していただきたくて、携帯電話をならべてみました。

 

                           朱鷺色