迎え火・送り火

 

今日は713日夕方に亡くなった霊が迷わずに

帰ってこられるように迎え火を焚く日ですね。

仏壇の前に精霊さまをお迎えするために

いろいろなものをお供えします。

きゅうりで作った馬は早く来れますように、

おナスで作った牛はゆっくり帰るようにとのことですが、昔から亡くなった人への想いはあまり変わらないんですね。

館山出身の夫は、迎え火や送り火を焚く時、お小皿にお米、小鉢に水を用意して(みそはぎの花を懐紙で縛ってお水をつけ)迎え火のおがらに火をつけると「お水飲み飲み早くおいで、お米食べ食べ早くおいで」送り火の火をつけると「お水飲み飲み、お米食べ食べ帰って、また来年おいで」と言っています。

初めの内いろんな思いがわき上がって怒りたい気持ちになりましたが、子どものころからお母さんと一緒に迎え火送り火を焚くそばにいて深い意味も考えずにお盆供養の1つとして身体に沁みこんでいて、自然に口から出るのだとわかるようになりました。

今では亡くなった家族やご先祖を供養し、亡くなられた人をしのぶ行事として素直に受け入れられるようになりました。

                          朱鷺色